新経営戦略塾・経営のヒントプレミアム第181回「他人の人生を生きるのを、今すぐやめろ!SNS・投資・人間関係・時間・信用を守る「絶対にやってはいけないこと」とは?」
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株式会社メーディック代表の小島幹登です。
前回の第180回と、今月の第181回で、前編・後編として配信いたします。
前回、第180回のポッドキャスト・プレミアムでは、
「何をすれば成功できるのか」
を考える前に、
「何をすると人生が壊れるのか」
「何を避ければ、致命的な失敗の確率を下げられるのか」
を先に考える、チャーリー・マンガーの「逆転思考」について解説しました。
そして、人生で絶対に壊してはいけない、
健康、
幸福度、
お金、
人間関係、
信用
という5大資産のうち、前編では、主に「健康寿命」を守るための「絶対にやってはいけないこと」を解説しました。
例えば、
睡眠を削る。
寝る直前までスマホを見る。
酒を睡眠導入剤として使う。
運動を、時間が余ったら行うものにする。
身体の異常や検査数値を放置する。
こうした行動は、一度で人生を破壊するわけではありません。
しかし、毎日少しずつ、
体力、
集中力、
判断力、
健康寿命
を削っていきます。
そして今回、第181回となる後編では、さらに見えにくく、しかし確実に人生を悪化させていく、
幸福度、
投資、
人間関係、
時間と注意、
経営、
信用
に関する「絶対にやってはいけないこと」を徹底的に解説します。
今回、最初に直視していただきたいのが、
「他人の人生を生きるな」
ということです。
SNSを開けば、
他人の売上、
資産、
旅行、
体型、
投資成績、
華やかな生活、
成功報告
が次々と流れてきます。
これらを見続けると、いつの間にか、自分の人生を、自分の価値観ではなく、他人が画面上に表示した人生を基準に評価するようになります。
しかし、SNSに表示されているのは、その人の人生そのものではありません。
良い部分だけが選ばれ、編集された、ごく一部です。
それにもかかわらず、他人の編集された人生と、自分の現実を比較し、焦り、不安になり、不要な行動を増やしてしまう。
これは、他人が作った物差しで、自分の人生を採点している状態です。
今回の音声では、この比較装置から距離を取り、自分の人生の運転席を取り戻す方法をお伝えします。
ただし、SNSをやめ、健康、仕事、投資、時間を、さらに厳しく管理すればよいという話でもありません。
真面目で、自己管理能力が高く、勉強熱心な経営者ほど陥りやすいのが、
人生の過剰最適化
です。
睡眠を最適化する。
食事を最適化する。
運動を最適化する。
投資を最適化する。
仕事と時間を最適化する。
もちろん、一定の管理は必要です。
しかし、すべての行動に目的と成果を求め始めると、人生は次第に硬くなります。
人生を良くするために最適化していたはずが、いつの間にか、最適化するために人生を使い始めてしまうのです。
人生には、
遊び、
余白、
笑い、
旅行、
趣味、
自然、
目的のない会話
も必要です。
また、不足や問題ばかりを探し続けるのではなく、すでに持っているものを正しく認識する「感謝」も欠かせません。
感謝は、単なる精神論ではありません。
現実の悪い部分だけではなく、良い部分まで含めて、現実全体を見るための認知トレーニングです。
今回の音声では、幸福度を下げる比較と過剰最適化から抜け出しながら、成長を止めないための考え方を解説します。
さらに、経営者が特に注意すべき「投資の失敗パターン」についても掘り下げます。
経営者は、自らリスクを取り、事業を作り、生き残ってきた人です。
そのため、
「自分には判断力がある」
「自分はチャンスを見抜ける」
「他の人よりリスクを取れる」
と思いやすい。
しかし、自分で改善できる事業経営と、自分ではコントロールできない金融市場は、まったく別の世界です。
理解できない商品に投資する。
知人に勧められただけで投資する。
一発逆転を狙う。
生活防衛資金を使う。
レバレッジをかける。
自分の会社と金融資産を、同じ方向へ集中させる。
こうした行動は、資産を増やす戦略ではありません。
人生全体の勝率を下げる行動です。
特に経営者は、すでに自分の会社という巨大な集中投資をしています。
だからこそ、投資では、自分の勘や感情を過信するのではなく、平常時にルールを決めておく必要があります。
投資の目的は、自分の頭の良さを証明することでも、興奮を得ることでもありません。
家族を守り、健康と学びに投資し、嫌な仕事を断り、人生の選択肢を増やすことです。
そして、人間関係にも「絶対にやってはいけないこと」への理解が必要です。
悪い人間関係は、一度で人生を壊すのではありません。
毎日少しずつ、
時間、
エネルギー、
自尊心、
信用、
判断力
を削っていきます。
良い人間関係は、プラスの複利です。
悪い人間関係は、マイナスの複利です。
それにもかかわらず、
昔からの付き合いだから。
悪い人ではないから。
断ったら嫌われそうだから。
という理由で、距離を取るべき相手を近くに置き続ける人がいます。
また、何にでも「はい」と答えることも、優しさではありません。
不要な予定に「はい」と言えば、睡眠や家族との時間に「ノー」と言っています。
悪い顧客に「はい」と言えば、良い顧客に使う時間を失います。
意味のない会議に「はい」と言えば、未来を作る仕事が後回しになります。
すべての「はい」には、機会費用があります。
本当に大切なものを守るためには、早く、明確に、誠実に断る必要があります。
境界線は、人生の防波堤です。
時間と注意についても同じです。
自分で一日を設計しなければ、
スマホが一日を設計します。
SNSが一日を設計します。
メールやLINEが一日を設計します。
顧客や社員からの連絡が一日を設計します。
そして、自分の人生でありながら、自分が運転席にいない状態になります。
経営者に必要なのは、単なる時間管理ではありません。
朝の集中力を何に使うのか。
重要な判断をいつ行うのか。
運動や休息をどこに固定するのか。
夜、どのように刺激を落としていくのか。
こうした「一日の型」を、事前に作っておくことです。
人生は、その都度の根性ではなく、初期設定によって大きく変わります。
また、本を読み、動画を見て、セミナーに参加し、ポッドキャストを聴き、生成AIに質問しただけで、前進した気分になることにも注意が必要です。
知識を増やしただけでは、人生は変わりません。
学びとは、知っていることではありません。
行動が変わることです。
さらに厳密に言えば、
自分が何をやめるのかが、明確になることです。
経営についても、何でも始めればよいわけではありません。
誰にでも売ろうとする。
大企業と同じ土俵で戦う。
流行しているという理由だけで参入する。
価格だけで比較される場所に入る。
こうした戦い方では、小さな会社は消耗します。
小さな会社に必要なのは、戦い続ける力ではありません。
戦う場所を選ぶ力です。
そして最後に、絶対に失ってはいけない資産が「信用」です。
信用は、決算書には表示されません。
しかし、信用がある人には、
良い人、
良い情報、
良い紹介、
良い顧客、
良い仕事
が集まります。
反対に、信用を失っても、本人には誰も教えてくれません。
ただ、声がかからなくなる。
紹介されなくなる。
重要な話をされなくなる。
良い案件が来なくなる。
そして、静かに距離を取られます。
信用は、長い時間をかけて複利で増えます。
しかし、一度の軽率な行動で失うことがあります。
今回の音声の最後では、これらの考え方を、聞いて終わらせないために、
「30日実装システム」
「日次・週次・月次のNot To Doテンプレート」
そして、
もし3カ月後に失敗していたとしたら、原因は何だったのかを先に考える「失敗逆算レビュー」
についても解説します。
今回の音声は、あなたに新しいTo Doを10個増やすためのものではありません。
逆です。
あなたの人生を静かに壊している行動を一つ特定し、それをやめるための音声です。
SNSを見る時間かもしれません。
感情的な投資判断かもしれません。
断れない人間関係かもしれません。
無計画な一日かもしれません。
情報を集めて満足することかもしれません。
信用を削る、小さな行動かもしれません。
人生は、やることを増やすだけでは変わりません。
やめることを決めるから、変わります。
防御が強い人だけが、10年、20年、30年にわたって攻め続けることができます。
この音声を聴きながら、自分自身に問いかけてください。
「今の自分が、最初にやめるべきことは何か?」
そして、自分だけの「今すぐやめるべきこと」を三つ書き出してください。
良い話を聞いて満足してはいけません。
自分の人生の運転席を、今日から取り戻してください。
今回の音声でお伝えする内容の一部
●なぜSNSは、便利な情報ツールであると同時に、幸福度を破壊する「比較装置」でもあるのか?
●他人の売上、資産、旅行、体型、フォロワー数を見続けると、自分の人生の評価軸が狂う理由とは?
●SNSに表示される「編集された人生」と、自分の現実を比較してはいけない理由とは?
●「年商」や華やかな生活だけを見ても、その人の本当の利益、資産、幸福度はわからない理由とは?
●他人が作った物差しで自分を採点する人生から降り、自分の評価軸を取り戻す方法とは?
●人生を良くするための最適化が、いつの間にか「最適化するための人生」に変わる危険とは?
●遊び、余白、笑い、旅行、趣味、無駄に見える時間が、経営者の創造性と回復力を守る理由とは?
●事業で成功した経験と、金融市場で勝てる能力がまったく別である理由とは?
●金融資産まで一つの地域、商品、相場に集中させると、人生全体のリスクが高くなる理由とは?
●生活防衛資金、借金と固定費、保険、長期分散投資、余剰資金でのリスク投資という正しい順番とは?
●なぜ長期投資は、退屈なくらいでちょうどよいのか?
●相場が上がると強気になり、下がると弱気になる、人間の非合理な投資行動とは?
●合理的な人間を目指すより、「非合理な自分でも致命傷を負わない仕組み」を作るべき理由とは?
●悪い人間関係が、身体と心を少しずつ削る「慢性炎症」と同じ構造を持つ理由とは?
●悪い顧客、悪い社員、悪い友人から距離を取らないことが、大切な人への不誠実になる理由とは?
●いつでも「はい」と言う人が、最終的に時間、健康、品質、信用を失う理由とは?
●不要な予定への「はい」が、睡眠、家族、良い顧客への「ノー」になるという機会費用の考え方とは?
●嫌われる不安に負けず、早く、明確に、誠実に断るための具体的な言葉とは?
●境界線が、他人の要求から人生を守る「防波堤」になる理由とは?
●時間管理よりも「エネルギー管理」が重要である理由とは?
●朝の最初の90分を、未来を作る仕事に使うための「一日の型」とは?
●本、動画、セミナー、ポッドキャスト、生成AIで情報を集めても、人生が変わらない人の共通点とは?
●本当の学びとは、知識を増やすことではなく「やめる行動」を明確にすることである理由とは?
●経営者に必要なのは、戦い続ける能力ではなく「戦う場所を選ぶ能力」である理由とは?
●信用を失っても、本人には誰も教えてくれない本当の怖さとは?
●実績を盛る、できない約束をする、支払いを遅らせる、人によって態度を変えることが信用を壊す理由とは?
●毎週一つずつ人生の漏れを止める「30日実装システム」とは?
●日次・週次・月次に分けて、自分だけのNot To Do Listを運用する方法とは?
●「やめる・減らす・任せる」の三つに分けて、一日の時間を棚卸しする方法とは?
●もし3カ月後に失敗していたとしたら、原因は何かを先に考える「失敗逆算レビュー」とは?
●あなたの人生を静かに壊している行動を特定する、最も重要な一つの問いとは?
●なぜ人生を変えるために必要なのは、新しい行動を増やすことではなく、最初に一つやめることなのか?
●防御が強い人だけが、10年、20年、30年にわたって攻め続けられる理由とは?
今回の「ビジネスモデル解説」では、
小さな会社が、大企業と同じ項目をすべて良くしようとするのではなく、あえて何かを捨て、その代わりに一つの価値を異常なレベルまで尖らせる「レーダーチャート破壊戦略」を解説します。
多くの中小零細企業や個人事業主は、
価格も安くする。
接客も良くする。
商品数も増やす。
ホームページもきれいにする。
SNSも頑張る。
営業時間も長くする。
顧客からの要望にも、できるだけすべて応える。
このように、あらゆる項目で平均点を上げようとします。
しかし、人材、時間、資金が限られている小さな会社が、すべてを少しずつ良くしようとすると、経営資源が分散し、結局は、どの項目も中途半端になってしまいます。
一見すると、
サービスを減らす。
メニューを絞る。
便利さを捨てる。
豪華さをなくす。
対応できる顧客を限定する。
といった選択は、顧客満足を下げ、売上の機会を失う危険な戦略に見えるかもしれません。
しかし実際には、すべての顧客に、すべての価値を提供することをやめるからこそ、限られた経営資源を、本当に勝てる一つの領域へ集中させることができます。
この戦略が理解できると、
なぜ複数の有名企業や人気番組が、豪華さ、便利さ、フルサービス、万人受けといった一般的な価値を大胆に捨てながら、強い支持を集めているのか、
なぜ顧客は、多少の不便や手間があっても、その商品やサービスを選び続けるのか、
なぜ平均点の高い会社よりも、ある一点だけが異常に優れている会社のほうが、顧客の記憶に強く残るのか、
その裏側にある「捨てることで強くなるビジネス設計」の本質が見えてきます。
また、このモデルは、大企業だけのものではありません。
士業、コンサルタント、整体院、パーソナルトレーナー、工務店、飲食店、美容室、デザイン会社など、中小零細企業や個人事業主でも、
提供するメニューを一つに絞る。
特定の顧客や悩みに専門特化する。
現場での対応力だけを徹底的に磨く。
基本機能を絞り、必要な価値をオプション化する。
広告よりも、商品やサービスを体験した瞬間の印象を尖らせる。
といった設計によって、
「この分野なら、この会社しかない」
「この悩みなら、この人に相談したい」
「ここは他社とは明らかに違う」
と思われる存在になることができます。
重要なのは、単にサービスを削り、コストを下げることではありません。
まず、自社が何を提供しなくても顧客に許されるのかを決める。
そのうえで、捨てた経営資源を一つの強みに集中させ、顧客が忘れられないほどの「異常値」を作る。
さらに、捨てた部分を隠すのではなく、
「当社は、これはやりません」
「その代わり、ここだけは絶対に負けません」
と、最初から明確に伝える。
この「戦略的に捨てること」と「一つの価値を異常に尖らせること」の組み合わせこそが、資金力や人員数で大企業に勝てない小さな会社が、価格競争に巻き込まれず、顧客から強く記憶されるビジネスを作るための核心です。
今回の解説では、平均点を上げる発想を捨て、自社のレーダーチャートを意図的に壊す方法を実際に活用している有名企業の事例を解説しながら、それを中小企業や個人事業主が、自分のビジネスに応用するための具体的な考え方を徹底的に解説します。
★Information★―――――――――
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